前回のあらすじ

 

涙ながらに再開したエマとノーマン

ノーマンは食用児の実験場にいましたが

ミネルヴァの支援者の力を借りて脱獄したことを話します

 

ミネルヴァの放送はノーマンによるものでした

 

レイの「お前は何をしようとしている」という問いに対して

ノーマンはそれに答える前に「鬼とはなんなのか」

話しておかなくてはいけないと言います

 

 

 

約束のネバーランド第120話形のない怪物ネタバレ

 

「鬼とは何なのか」?

「なぜ鬼は人間を食べるのか」?

「食べなければならないのか」?

 

ノーマン

「奴らは人を食べなければあの姿も形も保てない

 形のない怪物なんだよ」

 

ノーマンは鬼について解説を始めます

 

鬼の最初の姿は誰も知らない

推測で「細菌」に似た何かでした

細菌は分裂によって数を増やします

そんな細菌がどうやって進化・変容を遂げてきたのか

 

その答えは突然変異と

遺伝子の水平伝播です

 

遺伝子の水平伝播とは

他の生物の遺伝子を取り込むこと

鬼の進化もそれに似ていました

 

鬼は食べることで進化する

食べたものの遺伝子を取り込み

その形質を受け継ぎます

 

これにより様々な形へと進化しました

 

やがて鬼は人間を食べ

人に似た姿と高度な知能

言葉や文化を獲得しました

 

人間は鬼達の最大の好物となり

みるみる人間を超え人間の天敵となりました

 

しかし鬼たちも一生物であり

その特性も利益一辺倒ではありませんでした

速すぎる進化の代償として

食べ続けなければ形質を保っていられなかったのです

 

鬼が人間を食べるのは

そうしなければ形も知能も保っていられないからです

それが鬼の正体でした

 

レイ

「これだけ複雑な生物と化してなお

 そこまで柔軟な遺伝子を組み替えが可能だなって」

 

ノーマン

「ありえない…まさに脅威だよ」

 

しかしすぐに遺伝情報が書き換わる極めて不安定な生き物で

農園を潰せばいずれ鬼は滅ぶとノーマンは説明します

 

ギルダが全部の農園をつぶすことができるのか

疑問を投げかけます

 

ノーマン

「できるよ エマ 

 ザジをみたんでしょう? あの子の力を」

 

ザジはラムダの実験の副産物でした

 

より多種多様な高級肉をもっと質の良い量産肉を

食欲と実用に伴って 今鬼が求める人肉を

五つの貴族とラートリー家が手を組んで

手段を選ばず生み出している

 

それが試験農園ラムダ7214でした

 

繰り返される投薬と実験、品種改良

その過程で異常な発達や変則的成長を見せる個体が

予期せず次々と発生しました

 

それがザジやハヤト、アダムなどです

ノーマン

「この力は鍛えれば鬼にも勝る戦力になる

 皮肉にも全て鬼がくれたんだ

 高級食用児の知恵同様にね」

 

ノーマンは家族も仲間も全食用児が

笑って暮らせる未来を作るため

策を考え武器戦力その他手配の準備を整えていました

 

レイの問いに対してノーマンの出した答えとは

「鬼は滅ぼす絶滅させる

 大人になれない世界(ネバーランド)はもう終わり

 この世界に全食用児の楽園を築こう」

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